絵本 『 わたしと あそんで 』
子どもたちが大きくなって、みな自分のことは自分でするようになり、絵本を読んでとせがまなくなって...
こうしてリビングの本棚の絵本を読み返していると、いろんなことが見えてきます。
子どもたちは、絵本から、さまざまな世界を学んでいったのだとわかります。
大きくなってからもときどき、本棚の前に座り込んで、絵本を開き読みふけっているときがあります。そんなときは、絵本を楽しむと同時に、絵本を読んでもらっていたころの空気を、もう一度味わっているようにも思えます。

子どもにはいろんな世界を知ってほしいと思って、キャンプにも旅行にも、ドライブにも連れて行きました。でも親のしてあげられることには限界があります。
こうしてリビングの本棚の絵本を読み返していると、いろんなことが見えてきます。
子どもたちは、絵本から、さまざまな世界を学んでいったのだとわかります。
大きくなってからもときどき、本棚の前に座り込んで、絵本を開き読みふけっているときがあります。そんなときは、絵本を楽しむと同時に、絵本を読んでもらっていたころの空気を、もう一度味わっているようにも思えます。
子どもにはいろんな世界を知ってほしいと思って、キャンプにも旅行にも、ドライブにも連れて行きました。でも親のしてあげられることには限界があります。
この絵本からはどんなことを受け取ってくれたのだろう。
表紙の女子の表情から、ちょっと怖い本かな、と敬遠してしまいそうですが、動物たちと「私」との心温まる交流が描かれている幸福感に満ちた作品です。
よく晴れた朝、「わたし」は原っぱへ遊びに行きます。バッタを見つけ「あそびましょ」と、捕まえようとすると、バッタは飛んで行ってしまいます。カエルも跳ねて行ってしまいます。カメも水の中にもぐってしまいます。リスも、カケスも、ウサギも、ヘビも、みんなどこかへ行ってしまいます。
ちっちゃい子って、みんなそうですよね。自分勝手に相手のことなんかかまわずに、自分の思うように遊ぼうとします。でもそれじゃぁ、だめなんですよね。この絵本は自然との共生とはどういうことか、静かに子どもに教えてくれます。
誰もいなくなってしまったので、「わたし」が池のそばの石に、音も立てずに座っていると、少しずつ動物たちが戻ってきて、だれも怖がって逃げたりしません。
最後にはシカの赤ちゃんが触れるくらいに近づいてきて、「わたし」のほっぺをなめたのです。
そのときの「わたし」の嬉しそうな顔ったらありません。
「ああ わたしは いま、とっても うれしいの。とびきり うれしいの」
絵本の奥付の作者紹介によると、作者のマリー・ホール・エッソはアメリカ、ウィスコンシン州に生まれ、動物たちと親しんで幼少期を送り、そのことがエッソに決定的な影響を与えたそうです。
この絵本にはそんなエッソの自然観や人間観を読み取ることができます。
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表紙の女子の表情から、ちょっと怖い本かな、と敬遠してしまいそうですが、動物たちと「私」との心温まる交流が描かれている幸福感に満ちた作品です。
よく晴れた朝、「わたし」は原っぱへ遊びに行きます。バッタを見つけ「あそびましょ」と、捕まえようとすると、バッタは飛んで行ってしまいます。カエルも跳ねて行ってしまいます。カメも水の中にもぐってしまいます。リスも、カケスも、ウサギも、ヘビも、みんなどこかへ行ってしまいます。
ちっちゃい子って、みんなそうですよね。自分勝手に相手のことなんかかまわずに、自分の思うように遊ぼうとします。でもそれじゃぁ、だめなんですよね。この絵本は自然との共生とはどういうことか、静かに子どもに教えてくれます。
誰もいなくなってしまったので、「わたし」が池のそばの石に、音も立てずに座っていると、少しずつ動物たちが戻ってきて、だれも怖がって逃げたりしません。
最後にはシカの赤ちゃんが触れるくらいに近づいてきて、「わたし」のほっぺをなめたのです。
そのときの「わたし」の嬉しそうな顔ったらありません。
「ああ わたしは いま、とっても うれしいの。とびきり うれしいの」
絵本の奥付の作者紹介によると、作者のマリー・ホール・エッソはアメリカ、ウィスコンシン州に生まれ、動物たちと親しんで幼少期を送り、そのことがエッソに決定的な影響を与えたそうです。
この絵本にはそんなエッソの自然観や人間観を読み取ることができます。

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