絵本 『ねずみくんのチョッキ』
見開きの右側のページが緑色に白抜きの文章、
左ページには緑色の地に白の大きな画面、
その中に動物の姿が次々に描かれるすっきりしたレイアウト、
描かれている動物の大きさが際立つ巧みな構成です。
そして、その内容は…というと、
たぶん、賛否両論、好き嫌い、と印象の分かれる絵本です。
お母さんが編んでくれた、ネズミくんの赤いチョッキを
「ちょっと 着せてよ」と、アヒル。
つぎは、サル。つぎは、オットセイ。つぎは、ライオン…
と、どんどん大きくなっていきます。
小さなチョッキを無理して着ている動物たちの顔は笑を誘います。
他人の持っているものが欲しくなるのは、みんな同じ、
と、子どもも共感するのかな。
つぎは、ウマ。つぎは、ゾウ…と、だんだん大きくなって
赤いチョッキは伸び切ってしまいます。
それを見たネズミくんの驚き顔は笑えますが、
すぐ次のページのネズミくんが涙をこぼす後ろ姿はかわいそうです。
ネズミくんの立場に立ったら哀しくて仕方がありません。
子どもに勧めたくない、という親がいるのもうなずけます。
いろいろ考えると、素直に楽しめませんが
そういうことも含めて子どもに委ねることが、
いいんじゃないかと思います。
「いま、考えると、かわいそう」と、
ウチの子どもたちも振り返って言っていましたが、
そのときは、ゲラゲラ笑っていましたから…。
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「ちょっと 着せてよ」と、アヒル。
つぎは、サル。つぎは、オットセイ。つぎは、ライオン…
と、どんどん大きくなっていきます。
小さなチョッキを無理して着ている動物たちの顔は笑を誘います。
他人の持っているものが欲しくなるのは、みんな同じ、
と、子どもも共感するのかな。
つぎは、ウマ。つぎは、ゾウ…と、だんだん大きくなって
赤いチョッキは伸び切ってしまいます。
それを見たネズミくんの驚き顔は笑えますが、
すぐ次のページのネズミくんが涙をこぼす後ろ姿はかわいそうです。
ネズミくんの立場に立ったら哀しくて仕方がありません。
子どもに勧めたくない、という親がいるのもうなずけます。
いろいろ考えると、素直に楽しめませんが
そういうことも含めて子どもに委ねることが、
いいんじゃないかと思います。
「いま、考えると、かわいそう」と、
ウチの子どもたちも振り返って言っていましたが、
そのときは、ゲラゲラ笑っていましたから…。

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