fc2ブログ
絵本『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー 』など、子育ては自分自身の生き直し。子どもを通して世界を見まわしてみよう。 いっしょに絵本を読みながら。絵本の紹介と読み聞かせパパの体験談。

絵本『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー 』

はたらきもののじょせつしゃけいてぃー (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
「乗り物」って言ったら、男の子ってイメージがあるようですが、ウチの子たちは女の子ですが、みんな『けいてぃー』が大好きです。

スキー場で除雪車を見つけると、「あっ!けいてぃーだ!」って叫んでるくらいです。ウチの子たちは細かい絵が大好きだから、この絵本はその点でもワクワクさせてくれるんでしょうね、きっと。
ジェオポリスという町の役所の道路管理部に所属する、「けいてぃー」という名の除雪車の、胸のすくような活躍ぶりを描いた絵本です。

雪が降り始めましたが、「けいてぃー」の出番は来ません。「けいてぃー」はとても大きくて、力が強いので少しの雪では出番が回ってこないのです。

雪が降り積もり、とうとう「けいてぃー」が出て行く番になりました。町はすっぽり雪に覆われ、道は通れなくなり、車は走れなくなり、学校やお店や工場はお休みになり、駅も飛行場も、雪で出入りができません。

郵便を配達することもできなくなり、警察は町を守れなくなり、電話線や電灯線は切れ、水道の本管も割れました。お医者は病人を病院へ運ぶことができず、消防自動車は動き出すことができません。

誰も彼も何もかもじっとしていなければなりませんでした。完全に麻痺状態です。けれども、そのときただひとり「けいてぃー」は動いていました。

「けいてぃー」が通ったところには道ができ、町が現れてくるのです。

「たのみます!」
「よろしい。わたし について いらっしゃい」

この繰り返しが、なんとも頼もしく、「けいてぃー」の姿にうっとりします。

消防署の人達は火事を消しました。お医者さんは病人を助けることができました。水道局では、水道の本管を修理しました。電話も通じ、電灯もつきました。郵便は送り出されました。おまわりさんも出歩けるようになりました。みんな「けいてぃー」が働いてくれたおかげでした。

なんか、「けいてぃー」がただの除雪車には思えないんですよね。私も誰かのために、頑張れる人になりたいなぁ、なんて思ったりして。子ども達にも伝わるといいなぁ、と思います。


関連記事
TOP外国の絵本紹介(翻訳)絵本『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー 』

このエントリーにお寄せ頂いたコメント

I7RE2363
こんな事、してしまっていいんですかああああああ?
本当に、いいいいいいんですかああああああああ??
http://aX62E2p3.www.y8cm4.org/aX62E2p3/
変態紳士 at 2012/01/24(火) 04:59 | URL

URL:
コメント:
 

このエントリーにお寄せ頂いたトラックバック

このエントリーへのトラックバックURL
http://kodomo10ehon.blog.fc2.com/tb.php/133-831e1eaa
このエントリーにトラックバックする(FC2ブログユーザー)

スポンサードリンク

Copyright © 子どもと絵本の広場 by 読み聞かせパパ All Rights Reserved.
ほったらかしでも稼げるFC2ブログテンプレート [PR]