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絵本『くつやのまるちん』など、子育ては自分自身の生き直し。子どもを通して世界を見まわしてみよう。 いっしょに絵本を読みながら。絵本の紹介と読み聞かせパパの体験談。

絵本『くつやのまるちん』

『くつやのまるちん』

「クリスマス???」
「彼氏いないから、どうでもいい。」

子どもたちが大きくなって、こんな会話をしていたら、さびしいじゃないですか。
クリスマス、と言えばこの絵本を思い出します。トルストイ原作の、とっても心が温まるお話です。

ひょっとしたら、世界じゅうでいちばんクリスマスがにぎやかなのは、日本じゃないでしょうか。街は電飾で華やかだし、街を歩けば至る所にクリスマスツリーを見かけます。でも、ほんとうのクリスマスの意味を理解している人は、そんなに多くないのかもしれません。

日本のクリスマスは、商業化されすぎていて、その華やかさとは裏腹にどこか空虚さを感じてしまいます。子どもには、サンタさんのお話だけじゃなくクリスマスの意味もお話してあげられたらいいですね。

クリスマスにふさわしい、心が温まるお話です。キリストを待ち望み、慎ましい生活を送っている靴屋のマルチンは「明日、行くから待っておいで」というキリストの声を聞きます。

次の日、マルチンはいつものように仕事をして一日を終えようとします。さて、マルチンはキリストに会えたのでしょうか。

わたしのきょうだいである
ちいさいもののひとりに したことは
すなわち わたしに したことである。

生きる姿勢を問われる言葉です。クリスチャンでなくても、心に届くものがあると思います。ぜひ、子どもに読んで聞かせたいなぁ、と思う一冊です。


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