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絵本『サーカス!』など、子育ては自分自身の生き直し。子どもを通して世界を見まわしてみよう。 いっしょに絵本を読みながら。絵本の紹介と読み聞かせパパの体験談。

絵本『サーカス!』

サーカス! (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
ピーター・ピアス     ¥1,575

……サーカスが やってきます!
なんて、今の子どもたちにはわからないかもしれませんね。

子どもが小さかったとき、ウチの隣の隣の町にサーカスがやってきました。日本で有名なあの〇〇サーカスです。子どもたちにぜひ見せてやりたいと思って、チケット買って連れて行きました。たぶん本人たちに聞けば、「行ったことあったっけ~」なんて、とぼけたことを言うんですよね、きっと。
「そうだったっけ~」って、何でも忘れちゃうんだから、イヤになっちゃいます。
でも、ミュージカルが好きだったり、バレーに興味を持ったり、映画にのめり込んだりするのを見ていると、幼い時の経験が一つ一つ生きてるんだろうなぁ、と思わせるから良しとしようと思います。

この絵本はサーカスが街にやってきて、テント村を作ってからサーカスの興行を無事終了して、次のテント村へと出発するまでを順を追ってリアルに描いています。

とてもリアルなのは、それもそのはず。この絵本は、世界最大のサーカス団といわれるニューヨークを拠点にしているビッグアップルサーカス団の取材によって作られたものだからです。

この絵本のおもしろいなぁと思われるところは、サーカス興行の前の準備が克明に描かれているところ。「サーカスが来ますよ~」という告知から始まって、続々とやってくるトレーラーの大群、テント張り、動物たちや団員さんたち生活の様子など、とっても興味が持てます。

サーカス団には獣医さんもいるし、子どもたちのためにトレーラーの小学校だってあるんです。知ってましたか。

団員のなかには、「いしいさん」という日本人もいてトレーナーで家族と一緒に生活しています。「これは こうたろうくんの にっきです」なんて場面を見ると、ぐっと親しみを感じます。

もちろんサーカスも迫力満点に描かれています。たくさんのものがギュッと詰まったとても豊かな絵本です。




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