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ミュージカル『レ・ミゼラブル』鑑賞記(2)など、子育ては自分自身の生き直し。子どもを通して世界を見まわしてみよう。 いっしょに絵本を読みながら。絵本の紹介と読み聞かせパパの体験談。

ミュージカル『レ・ミゼラブル』鑑賞記(2)

わが家の読み聞かせハイライト。
大作 レ・ミゼラブル〈上〉 (福音館古典童話シリーズ 31) の、読み聞かせがこうして始まりました。

公演は8月下旬。今から毎晩、読み聞かせを続ければ当日までには読み終わるだろう。

以前、鑑賞したときに感動して買ったCDをかけて気分を盛り上げました。

絵本からいきなり、ほとんど字ばかりの児童書の読み聞かせ。上の子はよいとしても、末の娘は大丈夫か。心配はあったけれども、とにかく始めてみよう。

毎晩の読み聞かせタイムに1章、を目安に始めたところ、これがすごい。飽きるどころの話ではない。

1章では物足りず、「今日はここまで」と本を閉じようとすると、「もっともっと」
結局、もう1章読むことになる。こんなかんじの滑り出しでした。


これはこの本が持っている力のせいだと思います。
今まで読み聞かせを続けてきた成果でもありますが、作品によるところは大きいです。

《はじめに》に、作者ヴィクトル・ユゴーのこんな言葉が載っています。
これには、私が深く感動。子どもたちにも確実に伝わったようでした。

ちょっと長いのですが引用させてください。

《はじめに》
法律や慣習によるきびしい社会的制裁が存在するかぎり、つまり、神聖であるべき運命を人間がゆがめ、この文明社会のまっただなかに、宿命的な地獄をつくりだしているかぎり、また、今世紀がかかえている問題、すなわち、貧困による男の堕落、飢餓による女の転落、暗黒におびえる子どもたちの不幸、この三つの問題が解決されないかぎり、また、あちらこちらの地方で、社会的な窒息状態の生じる可能性があるかぎり、― 要するに、この地上に無知と悲惨が存続するかぎり、このような性質の書物もけっして無益ではないだろう。

150年も前のユゴーのメッセージが胸に刺さります。すごい。
『レ・ミゼラブル』 は、すごい。






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